毎度ありがとうございます。リブリッシュの林です。
去る令和4年1月28日に1級建築施工管理技士という資格の最終合格発表があったのですが、
なんと、合格しました!

この資格試験は、一次試験と二次試験という二段階試験であり、一次は令和3年6月、二次は同じ年の10月に行われました。
スタートとなる一次試験の受験申込は令和3年2月でしたから、その時に申込み、3月くらいからまずは一次試験対策で仕事終わりに勉強漬けの毎日でした。
僕は読書が趣味なのですが、さすがにその期間は読書も禁止です。これは二次試験まで続きます。
(実のところは、一次試験の合格後、一瞬だけ読書はしました。)
一次試験はマークシートで四肢一択または五肢二択(今回の試験から新たに加わった五肢二択は多くの受験生を悩ませたことだと思います。)なので試験直後に各資格学校が出す解答速報でおおよそ合否はすぐ分かります。
問題は二次試験で、まずは記述式がメインということが大前提で、しかも試験問題の中で大きなウェイトを占めると言われる「経験記述」は、自らの工事施工管理の経験を基に問題で問われたことに答えるという一風変わった特徴を持ちます。
経験記述を、ちょっと日常生活に例えてみましょうか。
例えば節電について、通常は「節電に有効なことは何ですか」と問われます。
解答としては、
- 小まめに電気を消す
- (冷暖房の効率を上げるために)カーテンを閉める
- 長時間使わない家電はコンセントを抜く
などがあるでしょう。
施工管理技士の経験記述は「節電に有効なことのために、あなたは何に注意して何をしましたか」という問い方になります。
※問われるテーマによって聞き方や求められることは違います。
そうなると、その解答としては、
- 小まめに電気を消すことは節電に有効と考えたので消灯の意識を喚起すべく、電灯スイッチの付近に「使わない電気は消すこと」と掲示した
- 冷暖房を用いる個室について、その効率を上げるために、冷暖房運転時には1時間ごとにカーテンが閉まっていることを確認した
- 使用頻度が低い家電のコンセントプラグは抜いておくことで待機電力の低減につながると考えたので、該当する家電のコンセントは抜き差ししやすい位置に配置した
という感じになります。
例えが分かりにくいというご意見は禁止です。
そのくらい、受けた本人ですあら経験記述問題の解答に対する評価はよく分からないのです。
試験の合否に深く関係する採点者の方に「ああ、なるほどね。」「まあ、そうなるよね。」と思わせて初めて得点になります。
「あれ?この人なんか適当に書いてるな。そういう経験してないんだろうな。」と思われたら厳しい結果になります。
その基準ははっきり分かりません。
そうなるともちろん、資格学校も解答速報を出しづらく、仮に出たとしても最終的には「あなたが自らの経験に基づいてこういうこと書けたらこれくらいの点数になるんじゃないか?」くらいの目安にしかなりません。
ということはですよ。
二次試験が終わったあと、合格発表されるまで悶々とするわけですね。
これを書けば絶対合格する!という基準がありそうでないわけですから。
僕も例にもれず、10月の二次試験後、合格発表までは
合格したかどうかはまったく分からない
という心持ちでした。
これは多分受験した方のほとんどがそうだったと思います。
罪な試験です。
しかし、その試験に合格してひとまずはホッとしました。
ちょっとどうでもいいことで長くなってしまいましたが、「合格したぞーー!」という僕の純粋な喜びだけを「はいはい」という感じで聞き流していただければ幸いです。