解体工事

小平市 戸隠そば解体工事

こんにちは。林です。

今回は、東京都小平市の戸隠そば建物解体工事の話です。

戸隠そばは、東京都小平市学園西町一丁目、一橋学園駅前に位置し、長年にわたり地元民とこの地を訪れたサラリーマンのお腹を満たした古き良き飲食店です。しかし、2019年3月31日をもってその長い歴史に終止符を打ち閉店しました。

しばらくはそのまま建物も残っていましたが、少し前に土地建物の持ち主が変わり、いよいよこの度解体されることになりました。

リブリッシュとしましても、設立の地はこの戸隠そば隣のフジコシビルであったこともあり、大変お世話になった飲食店です。

引き戸を開け、給水機の近くに静かに座り、勝手に水をセルフサービスしながら牛めしを注文。
それが済むとあらかじめ用意していた100円玉4枚、つまり400円をカウンターに積み、牛めしとの対峙を待つ。

店員のおばちゃんが手慣れた手つきで颯爽と丼にご飯をよそい、謎においしく煮込まれた肉をかけるその完璧な所作を眺めながら、この店の歴史に思いを馳せる。

特にお腹が空いたときには牛めしに加えてそばを別発注。
そばに入ってくる生卵を別にしてもらい、その卵を牛めしに投入して、牛めし&そばの完璧なハーモニーを満喫する日々…。

・・・と、これ以上個人的な思い出は胸に秘めておくとして、戸隠そばの解体工事を弊社が施工したのには巡りあわせを感じてしまいます。

しかし、この解体工事は建物の立地の観点から入念な準備が不可欠でした。

前面道路は片道1車線ですが交通量も多く、裏は西武多摩湖線の踏切が間近。

側面は踏切が通っているのでそれもまた緊張感を生みます。

基本的に建物は何かしら道路に面しており、どうしても建物に足場をかける際には足場材の搬入のために道路に車両を一時止めざるを得ないことがほとんどです。

そのため、地域を管轄する警察署から道路使用許可をいただいておくのですが、この立地だとそれだけでは足りません。

道路使用許可があるからと言ってあの道路に工事車両を止めてしまうと、一般車両の交通はもちろんですが、特に路線バスの運行に支障が出ることが容易に想像できます。

かと言って、裏手は線路なので車両が入る余地は1mmもありません。

そこで事前に西武鉄道、西武バスと綿密に打ち合わせを行った結果、弊社としては足場仮設は終電後、終バス後に行う決断をしました。

やはり周辺の皆様や環境にはできるだけ配慮してやっていきたいのが弊社のモットーです。

そんなこんなで、真夏の8月、工事は始まります。

電車もバスも運行が終了し、時間帯としても交通量はガクッと減りますから、そのあたりのプレッシャーからは解放されたのですが、この時間、一橋学園駅の駅員さんが一時駅舎で仮眠される時間もあるので物音をできるだけなくしていつもよりペースを落として…

朝までやってました。

この日は弊社社員である職人たちもさすがに一旦帰宅し、翌日から建物解体に取り掛かります。

解体工事の最中もミスは厳禁であることには変わりないのですが、足場をかけるという大きな山場のひとつは越えたと安堵しましたね。

あまり工事の詳細はお伝え出来ないのが残念ですが、写真1枚だけ。

隣のフジコシビル屋上からの風景

手際よく、安全に建物を解体していく職人たちはすごいなあと思いながらも、お世話になった戸隠そばがいよいよなくなるのかあ、と少ししんみりしてしまいました。

建物の解体は、今まであった風景をガラっと変えるもので、そこには少しさびしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

ただ、そのあとにはまたその土地が違った形で利用されることがほとんどであって、そこにはまたたくさんの人のドラマが生まれるはずです。

弊社は、近隣に配慮しながら建物の解体工事を安全第一で行うことはもちろんのこと、お客様のご希望があればその後の土地活用に関してもご提案を用意しています。

もう建物使わなくなったけど、このままにしておいた方がいいのかな?
何かもっと利用する方法はないかな?

思いは人それぞれですが、弊社はお客様の気持ちに寄り添い、施工はもちろん、事前事後のフォローもしっかり行いますので安心してご相談ください。

そんなこんなで終わった戸隠そば解体工事。

この土地にはまた何か建つのでしょうか。所有者の方も知り合いなので、また状況を聞いてみようと思います。


株式会社リブリッシュは各事業の専門サイトを設けています。
是非ご覧ください。

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