健之慎リポート 解体工事

【健之慎が行く!】解体工事の現場日記(後編)

皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。健之慎です。



前編、中編と続いてきた現場リポートもいよいよ後編です。

前回の記事はこちら。


いよいよ解体工事も大詰めです。
そんな中、次々とミニショベルなどの機械で破壊していきますがどんどんと木材が出てきます。

【健之慎が行く!】解体工事の現場日記(前編)のとおり「解体は分別が大事」なんて書きましたがその言葉のとおり木材は木材で解体作業と並行してトラックへ積み込んでいきます。


この作業を弊社では「薪積み」と呼んでいます。(正式名称かは定かではありません。)

このマキ積みは何をしているのかというと単純に木材を積んでも無駄なスペースが生まれてしまい3tトラックなのに1tしか積めずにもったいない!ってなことを防ぐために手作業で荷台の木材を慣らしていく作業になります。

時々街中で木材をめちゃくちゃきれいに積んだトラックを見かけたことはないでしょうか?実はあれも手作業できれいに並べていくから出来ることなんですよね。

いわゆる解体屋の芸術作品とでもいいましょうか、今後あの車を見たら頑張った作業員がいるんだな・・なんて少しでも思い返してあげてください。

もはや芸術…(画像は一部加工しています。)


かくいう私もこの「薪積み」経験させていただきましたがめちゃくちゃ大変でした笑


何度も何度も木材を積んでは処理業者へ運びやっと木材がなくなったところであらかじめ分別しておいた廃プラやスクラップ、金属関係、配線等を各業者に持ち込めばきれいさっぱりある程度の更地になっていきます。


ですが解体はここでは終わりません。

次は基礎の撤去と埋設物の確認作業があるんですね。

分かりやすく言うとある程度の深さまで掘っては埋めてを繰り返していく作業になります。

基礎の撤去は見えているものなのでさして問題はないのですが、この埋設物というものがなかなかに厄介なんです。

この業界にいてよく耳にするのが、「解体作業を進めてもらっていたら埋設物が出てきてしまい追加料金が発生してしまった」なんて言葉です。

これ実はめちゃくちゃあるあるで一番多いのは前の基礎の取りこぼしなど、コンクリートガラと呼ばれるものがゴロゴロ出てきたりするんです。


もちろん捨てるのもタダではないですし新たに出てきた埋設物により工期が伸びてしまったり、それに付帯して人件費も追加でかかってしまいます。

こればっかしは掘り返してみないと何とも言えず・・・解体業者は悪くないのであまり怒らないでほしいな、というのが業界人として思うことです笑



さて、基礎も除去して埋設物の確認も終わればあとは熊手で土を慣らして作業は終了となります。

簡単に書いてはいますがこの一通りの作業を終えるのにはやはり膨大な労力と時間がかかります。これを身をもって経験できたのは私としても非常に大きなものになりました。



全国の解体屋さん。本日もお疲れ様です。

どうか怪我の無いよう安全作業で頑張ってください。

また、皆様も解体工事について「なるほど~!」なんて感じてくれていればいいなあと思いつつ、本文を締めさせていただきます。


今後もポイントを絞った話題を記事にしていきますので良ければまた読んでみてください。
ご拝読いただきありがとうございました。


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